★あとがき★


  こんなところを覗きに来るだなんて、あなたってモノ好きね(*'▽')


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  シケた大学生活を送っていた最中に『遺伝子の中の龍』という物語を発見しました。
  発見……そう発見です!
  きっと暗くて苦しい日々を過ごしていたからでしょう。
  ルーズソックスをはいて怠惰に過ごしていたjk時代では到底無理だったはず。
  ……私をおっさんだと思っていた読者は……いないよねぇ……?


  私にとって大きな物語(長編)というのはゴロっとした塊みたいなもので、
  前に書いた占いのクソエッセイみたいな小さな物語(短編)とは根本的に組み立て方が異なります。
  大きな物語というのは、考える以前から『そこに在って完成している』んです。完成してはいるけれど、よく見えなくてところどころぼやけていたりするから
  キャラの行動とか感情とか時系列とかの細かいつじつま合わせとかを頑張るのですが、それがうまくいっていたかは謎です。
  なので考察コメントは私の左脳のポンコツっぷりを露呈するコワイもので、だからこそとても有難いものでした。
  コメントが来て(そういえば確かに……)と、こっそり展開を修正した箇所があるのは内緒です。
  こんな読者のことをまるで考えていない物語にどっぷり付き合ってくれた皆様……!!
  素敵なFAをくださった作者様方、キレッキレの考察コメントや濃密なwikiを提供してくださったガチ勢様方……!!
  バリ感謝しとるばい……!!
  私自身は考察することがあまり得意ではないので、本当に尊敬します!
  新都社は本当に至れり尽くせりで、すごいところだなぁと思いました。
  私自身はたまーにコメントするくらいで、FAとか一枚も描かなかったし、あんまり新都社の発展に貢献しなかったね……
  (でもほらこうやって長編完結させたから……ね???)


  すでに『そこに在って完成している』ので、「好きな属性詰め込んだキャラ出して愛でたい!」「こんな燃える展開にしたい!」
  といった断片的な執筆動機がほとんどなく、あっても表層的なことしか実現できず、
  なんというかドライな感じで作品をこの世に出力しました。なので思い入れとか何とかを語るのが難しいのですが……
  とりあえず、結末についてはアレ以外ないと私は思っています!!!
  それと、タイトル回収をしなかったのもわざとです。期待してた人いたらゴメンネ!
  なんでも回収すりゃ拍手喝采ってわけじゃねーぞ! という反骨精神もあるのですが、
  これは本当に、タイトルの意味をそれぞれ考えてほしいんです……
  『遺伝子の中の龍』ですよ、『遺伝子の中の龍』……
  ちなみにこのタイトルは、バイトしてた時にUSENで聞きかじった
  Do As Infinity の『生まれゆくものたちへ』という歌の歌詞の一部を参考にしました。
  そして最初期のタイトルはもっとダサいものでした。本当にダサすぎて言えない。


  (今だから白状するけど、原作の小説は某サイトに短期間だけ掲載したことあるんだぁ……)
  (読者いたっぽいけどコメントは来なかったんだぁ……)
  (漫画にしたらコメント来たから複雑な気持ちになったんだぁ……)


  他にもいくつかの塊が心にあるのですが、残念ながら日の目を見ることはないでしょう。
  やる気はあったのですが、どうやら私には、私として活動できる時間が、ほとんど残されていないようです。
  長編ひとつ世に出せただけでも感謝ですね。
  ……なぜこんな物語が自分から湧き出てきたかを知ってしまった今は、底知れぬ恐怖をも抱いているのですが。


  ここから先は、作品にあまり関係のないことです。


  運命と宿命は別物だから、ここでの主張なんてナンセンスかもしれないけれど……
  自分を無力だと決めつけて祈ることは無意味ですが、自分が無力だと思い知ったあとで祈ることには意味があります。
  その後、祈りさえも手放してしまえば完成されます。助けてもらえます。
  絶望を客観視し、その原因に向き合い、傍観を決め込む。
  逃げることと降参することは違うんです。
  これが「その時」になってできるよう、強くなってください。弱さを認められる強さを持ってください。
  そのためにもこの瞬間から、よいと思うことを臆せずに行ってください。


  賢さをこじらせるとひねくれてしまいます。
  素直さをこじらせると愚かになってしまいます。
  同じ結末を迎えてしまうので、気を付けてください。


  人を見る目を、洞察力を養ってください。
  『本当にその人についていっていいのか』
  見分け方は大昔から示されています。ですから思考してください。
  ここまで言ってしまえば、暗に私が何を言いたいのか、わかる方がいるかもしれません。


  関連して少しだけ未来の話をしておきます。


  長いこと人類の間から忘れ去られていて、知る術も思い出す術も絶たれてしまっていた「あるもの」が判明します。
  ことの始まりはおそらく外国からですが、「あるもの」が判明するのは、九州の端っこからだと思われます。


  ……ハイ! ということでね!!!


  この漫画に関する作者の様々な権利(著作権とか、そーゆー系のやつ)は全部放棄しています。めんどくさいからね。何やってもいいよ。
  そういうことなので、もし気が向いたら、どこかで自由に紹介してやってください。
  (ある日突然、サイトごと消えちゃうかもしれないけどね)


  最後までお読みいただき、本当にありがとうございました(´▽`)  2023.10.23. いくり


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